法律によって段階的にアスベストの使用が禁止となる中で、先発として発売されたニチハのパミールは層間剝離等の問題が取り沙汰されていますが、パミール以降に発売された他社の製品でも耐久性に問題があります。

これはパミールと同様に、健康被害は別として原料としては非常に優秀であったアスベストが使えなくなったため、どの製品もアスベスト含有の製品に比べ耐久性が極端に悪くなったからです。

当初は各社、超促進耐候性試験等を経て開発し販売したのですが、実際には経年による不具合の発生等により販売を中止したり、カラーベスト事業から撤退したり、合併によって開発や経営の強化を図ったり、アスベスト規制は業界の再編に大きく係わっています。

最終的にカラーベストを販売しているメーカーは、現在クボタと松下電工が合併合併したKMEW(ケイミュー)1社のみとなっています。

2000年前後に発売されたノンアスベストのカラーベストは大なり小なり強度不足による不具合が見られましたが、現在では製品開発が進み、対候性や強度は格段に上がっています。

アスベストが使えなくなったため耐久性が著しく落ちましたが、製造法の違いによって発生する不具合の症状に違いがあります。

ニチハのパミールは「湿式」と呼ばれ、和紙をすくように何層も重ねたあとにプレスして成型する製法で作られているため、表層剥離が多く見られます。

他社の製品は「乾式」と呼ばれる製法で作られており、これは原料を乾いた状態で混合したあと散水してプレスして成型されたもので、1つの塊になっているため表層剥離は見られませんが、ヒビや割れが見られます。

パミールは表層剥離により基材が露出しているので遠目に見ても目立ちますが、乾式製法で製造された他の製品はヒビや割れのためあまり目立ちませんが、屋根に上ってみると割れやヒビがあったり、歩いただけで簡単に割れたります。

​気付かずにいると破片が落下して車等を傷つけてしまったり、人に当たって怪我を負わせてしまう危険性があるため、逆に非常に危険な屋根材とも言えます。

アスベスト規制後に発売され耐久性に問題のある代表的な製品を下記に記載していますが、メンテナンスとしてどれも塗装はお勧めできません。

塗装しても強度は戻らず、数年で不具合が起こる可能性があるため保証は付きませんし、塗装作業で更に割れやヒビが発生する事が多い為です。

メンテナンス方法は再度カラーベストもしくは瓦への「葺き替え」、もしくは基本的に金属屋根への「カバー工法(重ね葺き)」となります。

カバー工法は費用としては多少お安く施工できますが、劣化したカラーベストはそのままにして置き、その上に被せて施工するためハウスケアとしてはあまりお勧めしていません。(予算等、お客様の要望があれば施工させて頂いています)

施工的には十分確立された工法ですが、重量増にもなりますし、何よりも「臭い物にフタをする」的な考えにどうしてもなってしまうからです。

葺き替えは劣化したカラーベストを全て撤去した上で新規で施工するため、後々起こるかもしれない不具合を未然に防ぎます。

ハウスケアとしては、葺き替えは多少費用が高くなっても根本的な改修工事で、再度の出費や不安も抑えられるためお勧めしています。

可動間仕切り

必要な時に必要な空間を作り出せるのが、可動間仕切りのメリットです。来客や子供の成長に合わせて、部屋のスペースを作り替えることができます。最近では、収納機能を持つ間仕切りもあり、空間の有効活用が可能です。

デメリットとしては、あくまで間仕切りなので遮音性は低いという点、間仕切りの移動中の怪我や破損に十分気をつける必要がある点です。ご不明な点やご相談がある場合には、お近くのリフォームステーションの店舗までいつでも足をお運びください。

その他のリフォーム

シャッタ雨戸電動化

既存のシャッター雨戸を電動化することが可能です,。

特に3枚や4枚の掃き出し窓等の大きな窓は、年配の方には大きな負担を強いられます。

若い時は問題なくても、年々辛くなってきます。

電動化することで負担なく、いつでも気にせず開け閉めが可能となります。

​現状雨戸がなくても施工が可能ですし、シャッター雨戸のスリットはブラインドタイプにすれば閉まった状態でも採光が可能で、防犯の面でも効果があります。

​キズ補修(リペア)

2001年から2003年10月にかけて松下電工(クボタと合併により現ケイミュー)より約3年の短い間に発売された製品です。

​シルバスはレサスの上級グレード品として販売されました。

主な症状としてレサスと同様にヘアークラック、割れ、破片の欠落、反り上がりがあります。

道路に面していると通行人に落ちて事故となる可能性があるため、築10年を超えているお宅は、調査と早急なメンテナンスが必要です。

​メンテナンスもレサスと同様に、葺き替え又はカバー工法(重ね葺き)になります。

クロス貼り替え

2001年12月から2006年10月にかけてクボタ(松下電工と合併により現ケイミュー)より発売された製品です。

カラーベストの代表格「コロニアルNEO」の上級グレード品として発売されていました。

ここ最近になって不具合が報告されるようになった屋根材です。​

(対候性は高かったようですが、やはりアスベストなしでは結局同様の症状が起こるようです)

主な症状はヒビ、割れ、欠け、破片の脱落、反り上がり等ですが、​クボタの製品では珍しく層間剝離も見られます。

メンテナンスとしては葺き替え、又はカバー工法(重ね葺き)になります。

 

コロニアルNEO

2001年4月から1つの2007年12月にかけてクボタ(松下電工と合併により現ケイミュー)より発売された製品です。

人気があり最も普及している屋根材「コロニアルシリーズ」の商品で、多くのハウスメーカーや工務店で採用されています。

現在では改良された「コロニアル・グラッサ」「コロニアル・クァッド」等が後継品として販売されています。

主な症状はヒビ、割れ、欠け、破片の脱落ですが、希に反り上がりが見られますが、他の製品に比べ不具合の報告が少ない製品です。

メンテナンスとしては築年数が浅かったり、状態が良ければ塗装も可能です。

状態が悪い場合は、葺き替え又はカバー工法となります。

​かわらU

1975年から2007年にかけてセキスイより発売された製品で、一般的な平らな形状のカラーベストと違い、陶器瓦のような形状のため人気があり、長年使われてきた信頼性のある製品でした。

しかし、​形状、製品名はそのままですが、実は1990年8月以降に製造販売されたかわらUにはアスベストが含有されていません。

当然、かなり強度に問題があり、塗装面の剥がれや割れが発生し、屋根の上を歩くだけでパキパキと簡単に割れてしまいます。

1990年8月以前の物で剥離や割れのない物であれば塗装は可能ですが、それ以降の物は劣化が激しく塗装が出来ません。

また、凹凸のある形状からカバー工法も出来ず、葺き替えしか出来ません。

アスベスト規制によって開発され発売された2000年前後のノンアスベストのカラーベストは、どのメーカーの製品でもやはり強度不足が見られます。

すでにどの製品も10年以上経っており、何らかの劣化が進んでいると思われ基本的に塗装はお勧め出来ません。

問題のある屋根材について、まだまだ知識や経験が少ない業者が多く、不具合があってもそのまま塗装している事例を見受けられます。

せっかくお金をかけてお手入れしても数年で不具合がでてしまったらお金をドブに捨ててしまうようなものです。

1996年から2008年にかけてカラーベストの屋根で建てられたお宅は、パミールを含め上記の屋根材がほとんどだと思われます。

​気になる方は新築時に建築会社から渡された建物の仕様書を確認し、経験と知識、実績のある業者に調査をしてもらいましょう。

信頼できる業者であれば、適切なアドバイス、提案してくれると思いますので、まずは現状を把握することをお勧めします。。